阿 品 ア カ デ ミ ー
会 報
VOL.4
(平成16年9月~平成17年8月)
平成17年9月1日
阿品アカデミー 会報 VOL.4
目 次
御挨拶 会長 竹下虎之助 1
1. 平成16年度 学習記録 2
2. 樹名板取りつけ作戦報告 8
3. 平成16年度 感謝状贈呈者 9
4. 会員の単位取得状況 9
5. 平成16年度卒業証書授与者 9
6. 会計報告 10
あとがき 11
附) 1. 樹名板取りつけ作戦関連報道記録
2. 阿品アカデミー会則(平成14年9月1日改正)
1. 平成16年度 学習記録
講演会 記録
アジア講座
環境講座
自然講座 植物観察
野生植物の生活
IT講座
人間講座
文芸講座
文化講座
−2−
講演会記録
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H16.8.29 |
「これからの高齢者の制度はどうなるか」 社会保障、公的保険制度の経緯、諸外国との比較。制度は立派に出来たが、将来を考えた時、問題点は多い。 |
竹下虎之助会長 |
30名 |
H17.3.12 |
「大合併後の廿日市市」 大野町、宮島町との合併を控え、将来の廿日市市の姿と行政の取り組み |
廿日市市企画財政部広域行政推進室 井原泰彦室長 |
28名 |
アジア講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H16.9.25 |
「フィリッピン概論」 フィリッピンの歴史,民族,政治社会,文化全般にわたる概論 |
高木カズヒラ氏 |
16名 |
H16.11.13 |
「トルコ」 トルコの歴史、民族、文化、政治経済概論 |
横内 功氏 |
14名 |
H16.12.18 |
「紙の来た道」 紙の発明からその伝播を通じた、世界史。紙のいろいろな使われ方と政治、文化に与えた影響 |
橋爪恭子氏 |
13名 |
H17.3.12 |
「琉球」 琉球王国の歴史と文化、それを創造した人々と中国、日本との関係 |
横内 功氏 |
22名 |
H17.5.29 |
「最近の中国問題について」 最近の中国の経済の規模とその内実、突如として発生したかに見える反日デモの実態と原因、各国の反応など |
竹下虎之助会長 |
38名 |
H17.8.20 |
「ブータン」 ブータンの歴史、民族、政治経済、文化、概論 |
横内 功氏 |
名 |
−3−
環境講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H16.10.23 |
原子力 第1回「原子力発電の原理とエネルギー供給源としての現状、将来」 |
九州大学大学院工学研究院 古藤健司助教授 |
24名 |
H16.11.27 |
原子力 第2回「原子力発電所の安全管理」 |
中国地域エネルギーフォーラム 後藤裕宣氏 |
14名 |
H16.12.14 |
原子力 第3回「原子力発電の基礎」 原子力連続講義を理解するために必要な基礎知識の解説 |
広島工業大学本田公韶名誉教授 |
16名 |
H17.1.22 |
原子力 第4回「放射線利用と人体への影響」 農業、工業、医学など各分野で利用されている放射線の紹介とそれによる人体への影響度 |
東京大学原子力総合研究センター 杉浦紳之助手 |
28名 |
H17.2.19 |
原子力 第5回「原子力利用の将来の問題」 |
京都大学原子炉実験所 三浦嘉一郎教授 |
26名 |
H17.3.19 |
「水危機」 ―もう一つの中東問題― 世界、特にアジア地域における水需要に対する、 絶対的な量の不足とアンバランス、水質悪化の影響 |
田辺粛郎氏 |
12名 |
H17.5.14 |
「環境問題の領域」 4年近くにわたる環境講座での学習を踏まえて、環境問題として学習すべき各領域の概観と 今後の学習指針 |
広島工業大学本田公韶名誉教授 |
18名 |
H17.7.30 |
原子力 第6回 原子炉事故とその報道のありかた、高速増殖炉「もんじゅ」の現状と将来など、前5回の講義では少し、不足していた問題についての解説 |
大西 宏氏 元中国電力勤務 |
19名 |
−4−
自然講座 「植物観察」
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H16.8.7 |
植物分類学の紹介と、その応用、 阿品公園での植物の観察とその方法実習、各植物の名前、見分け方、性質、など。 |
広島大学 関太郎名誉教授 |
30名 |
H16.10.2 |
阿品公園での植物の観察とその方法実習、各植物の名前、見分け方、性質、など。 |
同上 |
17名 |
H16.12.4 |
阿品台地区内の各植物の紹介(スライド)及び 各種ドングリの見分け方と実物による実習 |
武内一恵氏 (関先生の代講) |
9名 |
自然講座 「野生植物の生活」
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H17.4.23 |
「早春植物」 節分草、福寿草、アマナ、カタクリなど早春に咲く植物の紹介と、その生き方 |
渡辺増富氏 元皆実、国泰寺、廿日市高等学校教諭 |
36名 |
H17.6.4 |
「里山の植物」 夏から秋にかけて里山に咲く植物。ササユリ、オカトラノオ、キキョウなどの紹介と里山の定義とありよう。 |
同上 |
28名 |
H17.8.21 |
「野生植物の生殖方法」各種環境を生き抜くために、それぞれの植物がとっている生殖方法 |
同上 |
|
IT講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H17.1.27 |
「ITの進化による超高度情報化社会へのプロセス」第1回 超高度情報化社会のありようの研究とその準備のための政、学、民それぞれの取り組みの現状と将来 |
森 健氏 技術士(電気部門) 森技術士事務所 |
20名 |
H17.2.26 |
第2回 超高度情報化社会(ユビキタス社会)を実現するために必要な各種要素技術 |
同上 |
14名 |
H17.4.16 |
第3回 ユビキタス社会での日常生活はどのようなものか、又起こりうるリスクについて。 |
同上 |
12名 |
−5−
人間講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H16.9.18 |
「自分らしく生きていく」ってむずかしい? 第1回 人生のホップ段階 自分たちの若い頃の体験から |
下森敏弘氏 下森静子氏 |
16名 |
H16.10.16 |
第2回 人生のステップ段階である年代での過ごし方 その代表例として「夫妻でのハーレーダビットソンによるアメリカ大陸横断」の紹介とそこで得たもの。 |
同上 |
16名 |
H16.11.13 |
第3回 人生仕上げ段階での生き方に対する提言 |
同上 |
17名 |
生活科学講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H17.6.25 |
「食品学」第1回 「優しい栄養学―食と健康」栄養素の働き、健康維持に必要な摂取量、栄養素の過不足に伴う疾病、いわゆる健康食品の功罪など |
県立広島女子大学 釘宮正往教授 |
20名 |
H17.7.23 |
第2回 「おいしさを科学する」 おいしさをかもし出すのには種々の要因が関係しているが、その中でも物理的、化学的な要因について。 |
同上 |
18名 |
H17.10.29 |
第3回「酵素は魔法使いーでんぷんから甘味料ができる」 |
同上 |
|
−6−
文芸講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H17.5.28 |
「滑稽、ユーモアの短詩形作品」 川柳、狂歌など滑稽、風刺、ユーモアを前面に出した日本における詩の形の発生の歴史と発展、現状 |
本田公韶氏 短歌結社「真樹」同人 |
18名 |
H17.6.25 |
「日本の詩歌瞥見」 俳句、短歌、旋頭歌など日本独特の形を持つ詩歌の発生とそれを発展させた歌人、それぞれのはたしている役割、又、 歴史的な変化の解説。 |
同上 |
16名 |
H17.7.9 |
「旅行詠の新しさ」 旅行詠は、その感動の大きさゆえに、数多くの歌作ができる反面、単なる記録写真的なものになってしまうことが多い。それを、鑑賞に堪える作品に仕上げるには多くの推敲が必要であり、そこに楽しさがある。 又、歴史的には名作とされる歌の傾向が自然を詠んだものから人間性が前面に出るものが多くなってきている |
同上 |
23名 |
文化講座
年 月 日 |
内 容 |
講 師 |
参加者 |
H.17.4.16 |
「シネマバーで乾杯」 子供の頃出あったカサブランカ以降映画の虜人になり、最後は中国放送の映画担当のディレクターまで務めた人生を振り返り、時々に観た映画についての語り |
村上 清和氏 元 中国放送ディレクター |
21名 |
−7−
2. 樹名板取り付け作戦報告
2.1 概要
「自然講座」 植物観察の講座を機会に阿品台地区の樹木に樹名板をとりつけることとし、会員の協力を得て、約100種類、440本の樹木に樹名板をとりつけた。
2.2 取りつけ場所
樹名板をとりつけた場所は下記のとおり
阿品台第1公園〜阿品台第7公園
阿品公園
阿品台緑地
地区内街路樹
下水処理場周辺
2.3 工程
樹名調査指導 樹名の調査は市役所の公園管理図をベースに下記の方々の御指導を得た。
関太郎先生、 石田源次郎広島市植物公園園長、土居繁氏
樹名調査 平成16年8月〜9月、 平成17年4月(サクラ)
樹名板への書き込み 平成16年8月~10月 平成17年5月(サクラ)
取りつけ 平成16年9月19日〜平成17年6月19日
協力者数は約40名である。
なお、サクラの品種特定は平成17年の開花期に行ったが、特定できなかった固体が残っており、来期に再挑戦する予定である。
サクラの園芸品種は400種類程度が報告されているが、品種間の差は微妙で、専門家にとってもむずかしいものがあり、全てを特定するまでには相当の時間が必要であろう。
2.4 樹名板取りつけ作戦に関する報道
上記作戦については下記の通り、新聞等によっても報道された。
平成17年7月1日 中国新聞朝刊
平成17年7月8日 西広島タイムス
平成17年7月14日 RCCラジオ 「寺内優 の おはようラジオ」
2.5 社団法人「小さな親切」運動本部から、上記活動に対して実行章を頂いた
(平成17年8月25日)
−8−
3. 平成16年度講師一覧
今年度講師をお引き受けくださった方々は次の通り
竹下会長 特別講演、(これからの高齢者の制度はどうなるか)
アジア講座(最近の中国問題について)
下森敏弘様 人間講座(「自分らしく生きてゆく」ってむずかしい?)
下森静子様 人間講座(同上)
武内一恵様 自然講座(植物観察)
本田公韶様 文芸講座、環境講座(日本の詩歌)(環境問題の領域)(原子力)
森 健様 IT講座(ITの進化による超高度情報化社会へのプロセス)
渡辺増富様 自然講座(野生植物の生活)
村上清和様 文化講座(シネマバーで乾杯)
井原泰彦様 特別講演(大合併後の廿日市市)
釘宮正往様 生活科学講座(食品学)
大西 宏様 環境講座(高速増殖炉の現状と原子力を取り巻く最近の話題)
財団法人日本原子力文化振興財団 環境講座(原子力 4回)
4. 会員の単位取得状況 平成17年8月1日現在
0単位 3名
1〜10単位 54名
11~20単位 16名
21~30単位 12名
31~40単位 4名
41~49単位 5名
50 単位以上 10名 合計104名
−9−
5. 平成16年度卒業証書授与者
田辺粛郎 (2回目)
城戸秀元 (2回目)
山崎 傑 (2回目)
西原嘉文 (2回目)
塩田喜彦 (2回目)
橋爪恭子 (2回目)
片岡秀雄
永野幹雄
高木カズヒラ (2回目)
横内 功 (2回目)
富永通康
以上11名
6. 会計報告
前年度繰越金
16年度収入 収入内訳 会費
その他
収入合計
16年度支出 支出内訳 会報印刷代
用紙等
コピー代
残高 樹名板 板材
樹名板 スプリング
樹名板 針金
−10−
7. あとがき
−11−